Guitar talk

サビてしまったギターのメッキパーツをピカピカにしたい・・・

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ギターの金属パーツのサビ・・・「サビもROCKだぜ!!!\m/」っていう人は気にならないかもしれませんが、せっかくピカピカの状態で買ったギターを粗悪なメンテで、もしくはほとんどメンテもろくにしないでサビだらけにしてしまうのはもったいなくありません?

とくにメッキパーツとかは、サビてしまうと見栄えが悪くなるので、できるものなら防ぎたいものです。

それでも、「ちゃんと使った後は拭いてるんだけどな〜」とか、「ケースに長い間いれっぱなしにしてたらサビちゃった!!」ってこと、ありますよね・・・

メッキパーツはサビたら終わり。

ぶっちゃけメッキはサビたら再施工するしかありません。完璧に元どおりにしたいならね。でもそれは手間がかかるしお金もかかるし。そこまでやるつもりならパーツを交換した方が早いし、安上がり。

メッキパーツは下地の鉄(?)の上に薄くメッキがコーティングされているので、これによって空気が下地に直接触れてサビるのを防いでいます。

でも、メッキの層も薄かったり、施工不良とか何らかの要因で下地がむき出しになっているスポットがあったり、またはメッキ層が侵食されてたりすると、そこから下地の酸化がはじまり、サビが広がってしまいます。

サビてしまった部分はメッキ層が破壊されて、下地がむき出しの状態なので、後に説明する方法でサビを除去してもサビの跡が残ります。そこだけ違う素材が見えてる訳だからね。

サビはポリッシュで磨き上げよう

じゃあどうすればいい?メタルポリッシュなどの研磨剤でサビを削って目立たなくしてあげましょう。

そこで私が使っているのがこれ。

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FERNANDESの946スクラッチメンダーと956サーフェスプロテクター。946がポリッシュで、956が磨いた後に使うコーティング剤。946でピカピカに磨いたら、956でコーティングしてあげましょう。そのあとも定期的にコーティングしてあげるとベスト。

もうひとつ。

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CAR MATEのメッキクリーナー。これは自動車部品用のポリッシュですが、用途は同じなので問題無い。どちらかというと、こっちのほうをよく使ってるかもしれない。

ただし、どちらを使ってもポリッシュは磨けば磨くほどメッキ層を削ってしまっているので、やりすぎると下地がむき出しになってしまいます。色が変わるのですぐ分かります。こうなってしまったら手遅れですね。せいぜいその下地の部分がサビないように、常にコーティングしてあげてください。

ゴールドメッキパーツは磨いちゃダメ??

ゴールドメッキはクロームなどのメッキと比べてメッキの層がとても薄いのだとか。「磨いちゃダメ!」というわけではないかもしれないけど、相当気をつけて磨いてもすぐに金メッキの層を削ってしまい、下地を比較的簡単に露出させてしまいますのでおすすめはしません。(私もいくつかやっちゃいました。)普段からサビないように、956などでコーティングしてあげましょう。

いっそパーツを新品に交換するのもアリ?

よっぽどサビがひどくて、お金に余裕があって、なおかつ演奏に支障が出るような状態であれば、いっその事交換したほうが早い!同じものが見つからないなら、改造するつもりで違う部品をつけちゃえ!

以前、フィリピンで知り合いが水害にあってしまった関係で電装含め金属パーツほぼ全てをダメにしてしまったギター(Ibanez RXの海外限定のやつ。96年製。)をなんとか出来ないかと相談された事があった。とりあえず分解してみたところ、金属パーツはどうにもならないほどサビが進んでいたが、木部はまだまだ使える状態だったので、Wilkinsonのブリッジ、チューナーはGotohのSG381(ロック付き)、ピックアップはDimarzioに交換!

思いのほかメチャクチャいいギターになって蘇ったので、ぶっちゃけ自分で買い取りたいと思ったぐらいだが、今はバリバリのメインギターとして復活しているそうな。

結論:普段からサビないようにメンテすること

と、ここまでメッキパーツのサビ取りについて説明して来ましたが、極力普段からサビないようにメンテする事が一番の対策ですね。WD-40や5-56、956などのコーティングをうまく使いながら、定期的にクリーニングしましょう。あと長い間ケースに入れっぱなしという事もないよう、換気にも気をつけましょうね。

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