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Wilcon Depotで建築資材の調達!フィリピンの戸建て賃貸プロジェクト

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前回までの記事でだいぶ間取りが完成形に近づいてきたので、足りないタイルを調達しに出かけました。いわゆる施主支給ってヤツです。フィリピンはこれが主流ですね。また、来年1月からの募集開始に向け、揃えるべき家具など、どんなものがあるのか下見も兼ねて・・・

DIYならHardware Storeへ!

どこで買うか?なんですけど、日本だとカーマだとかホームセンターとか行くとDIYレベルの資材は調達できますね。本格的な建築資材となると、専門店とか行かないと揃わないことが多いと思いますが。

フィリピンにはHardware Storeと呼ばれる店がたくさんあります。アメリカに住んだ事がある人はイメージがしやすいと思いますが、DIY愛好家御用達のAce HardwareやTrue Valueなどフィリピンにも多数店舗を開いています。本格的な建築資材を手に入れたいならMC Home Depotと言う店舗もフィリピンにもあります。(アメリカの本家"Home Depot"とロゴが違うので、関連性はわかりませんが、同じようなものです。)もちろんDIYに限りませんが。充分プロ御用達のお店です。もう一つ大手チェーン店で私がよく行くのがWilcon Depot(こちらはフィリピン発)。

いずれの店舗も、水回り品(シャワー、バスタブ、便器、シンク、蛇口など)とか、建築資材(PVCパイプ、木材、タイルや窓枠などガチで建築に使うヤツ)はもちろん、家具やガーデニング用品、バーベキューグリルなどのアウトドア用品とかも置いてあります。日本のホームセンターが大きくなった感じですかね。

今回はWilcon Depotで調達

今回はマカティのPasong Tamo店に行ってきました。実は先月も違う支店のWilcon Depotへ行ってきてたんですが、こっちの方がショールームが比較的綺麗ですね。先月行ったところはいかにもやる気無さそーなショールームだった・・・

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↑Pasong Tamo店。エントランス入ってすぐのところ。

入店して適当に見て回ると、店員さんがしつこくついてきます。ちょっと見たいだけの時はウザいんで、「ちょっと見させてちょ。」っていうとゆっくり見させてくれます。でも今回は買うものがはっきりしてるんで、家を出る前に作業者からもらった「お買い物リスト」をそのまま渡して案内してもらいます。例えば30cm×60cmの室内用のタイルであれば、それを置いてある場所に連れてってくれるので、あとは気に入った色・デザインを自分で選んで、必要面積を伝えれば数量を計算してくれます。(ただし、よく間違えるので最終確認は自分で行うこと。)

膨大な数のタイルのセレクション

もう一つの店、MC Home Depotもそうだったけど、店に入るとまずタイルが床にたくさん積んであります。この中から自分の好きなものを選んで、店員さんにオーダーを入れます。

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↑1階のフロアほぼ全てがタイルの展示場となっています。

今回の目的はキッチンに貼るタイル。壁を白で塗装、床を黒いタイルで埋め尽くしたので、なんかアクセントになるものを貼りたいなぁ・・・と思って選んだのが、これ。

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赤タイル!!(1枚あたり168ペソ)ちょっと刺激的すぎる?いいの!他の賃貸物件じゃ古びたなんちゃって大理石しか使ってないようなところばかりだから、これぐらい奇抜な色でもいいの!これを、キッチンの壁の部分に貼り、あとキッチンの天板を・・・

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これ。ちょっとグレーっぽいタイルで。(60cm×60cm、1枚あたり360ペソ)ぶっちゃけすごい迷った。壁が赤で、床が黒。そうすると天板面は何にしたらいいのだろう、と。「白か!?」と思ったけど、天板に使える大きいサイズの白いタイルが無い。全然選べなくって、最終的にえいやーって決めたのがこれでした。センス悪っ。いいの!かっこ悪けりゃ将来別のに取り替えればいいの!これがどういう風に出来上がるかは、12月にフィリピンに帰った時のお楽しみ。なんとかなるさ!

ちなみに、

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こんなモザイク調のものもあって一瞬迷ったんだけど、掃除のしやすさを考えると凹凸の少ない大きめのタイルがいいかなと。

そのほかの展示品

ここへ来れば建築に必要なものはほぼ全て手に入りますね。業者に頼らず自分で材料を揃えることができます。ただ、セメントとか鉄筋は置いてなかったかな・・・そういう基礎工事に使うものは私は現場の作業者に任せています。

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↑ソファなどの家具。

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↑キャビネットなどに使う既製品の戸。

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↑窓枠。ガラス付き。枠はPVC製です。アルミ製もあります。

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↑フィリピンの公衆トイレです。ウソ。便器と洗面台が展示してあります。

これ以外にも、写真は撮れなかったけど、ガーデン用品(野外用テーブルやイス、バーベキューグリルなど)、電装関係(電灯、ワイヤーなど)、キッチン用品(ガスコンロ、換気扇、ビルトインタイプのオーブンなど)とか色々置いてあります。家電も一応置いてありますが、あんまり品揃い良く無いようなので、そこは別の専門店へ行った方がいいと思いますが。今の季節だとクリスマスが近いんで、巨大クリスマスツリーやそのデコレーションとかも売っています。

家を建てようまたはリフォームしようとか、ちょっとお部屋を模様替えしたいと思ったら、まずアイデア探しにこういうところへ行ってみるのもいいですね。

配達を頼む時の注意点

配達は300ペソでしてもらえますが、外部の業者さんに頼むことになります。しかも輸送中のダメージについては責任を取りません。「ふざけんな!!」と言いたいところですが、交換は自分で店舗へ持って行って変えてもらうことになります。もちろん交通費は自腹で。おかしいですよね。ええ、私も納得してません。今回はこれで揉めました。赤タイルが輸送中に割れて配達されました。その時私はすでに日本に帰っていたので何にもできなかったのですが、受け取りをしてくれた現場作業者が頑張って文句を言ってくれました。「持って帰れ!」と。「割れてないやつを持ってこい!」と。当たり前ですよね。でも業者も業者で、そこらへんの責任分担がWilcon Depotと明確になってないようなので引き下がらず、「Wilcon Depotに言って替えてもらってくれ!」とのこと。現場作業者さんも相当粘ったらしいが、配達業者も言いたいことを言ってさっさとその場を去って言ったそうな。後日、その話を聞いた私は、先方に新しいタイルを持って来させるのも多分相当時間がかかると思い、その作業者に交通費を渡して、店舗まで交換のため向かわせることにしました。タイル1枚で作業が滞るのもばかばかしいんで。ただし、この件については12月に私がフィリピンに帰った時にWilcon Depotへしっかりクレームを入れに行ってきます!

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