今回は私がメインで使っているギターを紹介します。
こちら。

バンコクにいる知り合いのルシアーに作ってもらったカスタムギターです。
といっても、ある既製品モデルをベースに、これまで色々使ってきたギターからスペックをいいとこ取りしたり、ネットでリサーチしてスペックを決めました。
特に今までライブやセッションしてきたなかで、便利だと思った機能や装備を採用しています。
基本スペック
Neck: True Temperamentの既製品 (ナット幅42.8mm、12” radius、25.5”スケール、22F)
Body: Mahogany + 5A Maple
Tuner: Gotoh SG381 MG-T
Bridge: Schaller Non-Fine Tuning Bridge
Neck P/U: Dimarzio Air Norton
Mid P/U: Dimarzio True Velvet
Bridge P/U: Dimarzio Tone Zone
Nut: Bone nut (オイル漬け)
色々とこだわった一本になりましたが、特に一番こだわったのは「見た目(色)」ですねw
ステージでパフォーマンスする以上はインパクトを与えないと!
実際「ピンクのギターの人だ!」って覚えてくださってる方が結構いますw
この色、実はPRSの”Bonnie Pink”という色をイメージしています。
かなり技術のいる色だそうで、再現するのになかなかてこずったとか。直接木材に色を染み込ませてからクリア塗装で仕上げるという手法だったと思う。ただのピンクじゃないよ!
名付けて“Real Man Wear Pink”!男なら黙ってピンクじゃ!
ネック「True Temperament Fretting System」

あと特徴としてはこのくねくね曲がったフレットですかね。
Steve Vai大先生も使っていたTrue Temperamentフレットシステム。フレット楽器特有の、各フレットにおける音程のズレを補正したものですね。
開放弦ではちゃんとチューニングしてるのに、2フレット目でBを押さえるとなんか音程が合わない。。。とか、思ったことありません?それを解消してくれています。
特に複雑なコードを押さえるとよくわかるのですが、めちゃくちゃ和音が綺麗に響いてくれます。
スウェーデンのギタリストが開発したもので、ストラトやテレキャスの交換用ネックとして既製品が販売されています。
私の場合はそれのストラト用の中古をebayで買いました。そのネックに合わせるようにボディをオーダーメイドしています。
ボディ

ボディシェイプについては、大昔IbanezのRGシリーズが出てくる前に、RXシリーズという初心者向けのラインナップがありました。
その海外限定品(?だったと思う)でRX650というものを友人がもっていたのですが、初心者向けとはいえ非常に使いやすかったので、その形状やスペックをベースにしました。

ちなみにこのボディを作ったのはこの人↓↓↓
http://www.borderlessliving101.com/?p=38
ハードウェア
ピックアップは先述の通り。お気づきの方もいるかと思いますが、Ibanez J.Customと同じにしてあります。
音がめっちゃ太い。だけど最近はちょっと出力が強すぎるかな。。。って思えてきました。
ぶっちゃけピックアップはまだまだ勉強不足で、これからいろいろ試しながら自分のスタイルに合ったピックアップを研究していきたいかなって感じです。
なので、そのうち変える。音作りって難しい。。。
チューナー&ブリッジはGotoh SG381 MG-TにSchaller Non-Fine Tuning Tremoloの組み合わせ。これは初期のCharvel Guthrie Govanモデルを参考にしています。
SG381はロック付きのものなので、弦の張り替えがめっちゃ楽なんです。


フローティングブリッジってフロイドローズタイプの物が多いと思いますが、これでやっぱり一番めんどくさいのって、弦の張り替え作業ですよね。。。

この組み合わせであればチューナーまきまきする時間もブリッジに弦を6角レンチで固定する作業も、6角レンチでナットを締め付ける作業も一気に省略できます。セッションとかで曲中で弦が切れても次の人のソロが終わる頃までには復帰できる!私としてはこのコンビネーションは最強!
ちなみに私が使っている他のギターもほとんどロックチューナーに交換しています。
まだまだたくさん細かいところにこだわりがあるギターなんですが、
そこら辺はまた今度紹介します。
欠点
すでに3年ぐらいこのギターを使っていますが、欠点としてはこのネック、改良前の古いタイプのものを使っていて、フレットの材質が柔らかく(確かニッケル合金)すり減りがめちゃくちゃ早い。
ビビりもまあまあ出てきてるし、ちゃんと鳴らないポジションもあったりします。このネックを中古で買った当初からあった症状で、トラスロッドとかブリッジの調整でなんとか鳴るようにはしましたが、最近になって悪化してきました。
しかもこのフレット、メンテナンス(打ち直し、すり合わせなど)ができるところが限られていて、できるとしても遠かったり高かったり。
現在はステンレス合金のフレットに変更された改良品が発売され、耐久性がアップしているようなので、近いうちにネックを交換しようと計画しています。
それでは今日はここら辺で~