前回までの投稿から話は急に変わるけど、
先日、フィリピンにいる母親から電話がかかってきた。
日本の年金事務所から、現況届けを提出するよう書類が一式送られてきたんだけど、読めないからどうすればいいのか分からない、と。
父親がまだ生きていた時は、マニラの日本国大使館から在留証明書を取ってきて、送られてきた書類に現住所を書いて署名して、在留証明書と一緒に送り返せば済んだんだけど、フィリピン人の母親にはそれができない。それ以前に、書いてあることが読めないし、名前と住所をかくにも、どこに書いたらいいのかもわからない。こまったもんだ。
早速、FacebookのMessengerで、ビデオコール使いながら書類を確認・・・なんか色々あるな。英語で書いてあるやつもあるけど・・・細かい。
っていうか、年金を受け取る老人に対してこんな細かいこと書いても読めんっって!不親切だな〜
ビデオコールでなにが書いてあるのか読んでみたけど、向こうのネット環境が悪いのと、画像の質がクソ悪いのとで10分ほどでギブアップ。もう夜遅い時間帯だったので、明日に年金事務所に電話して確認することにした。
次の日、電話する前にネットで調べてみた。どうも送られてきた書類一式の中にあるハガキに名前と住現住所を書いて、現地の自治体に「今現在この住所に住んでいることが証明できるもの」(Barangay Certificate)を発行してもらって、それを送ればいいみたい。そういえば父親が生きていた頃は、在留証明書と、自治体の証明書+和訳文を送り返していたような・・・あのハガキっているのかな。あのハガキに名前と住所をかくだけでも一苦労のような気がする。
とりあえず電話で確認。電話番号を探してみたけど、出てきたのは0570で始まる有料ダイヤル。こんなんで金とるの??・・・仕方なく電話すると、まず出てくるのが音声案内。この間も有料なんだよね?って思うと、だんだんイライラしてくるね。
やっと繋がったと思って、
・母親がフィリピン人でフィリピンに住んでいる
・遺族年金を受給している
・日本語の現況届けの書類が送られてきた、読めない
・現地自治体の証明書があれば済むと理解していたが正しいか
という話をしてみると、「担当者におつなぎしますので少々お待ち下さい」とのこと。やっと別の担当者がでてきたところでもう一度同じ話をしてみる。結論は、ハガキと現地自治体の証明書を送ってくれればOK。「現地の証明書は和訳文はいるの?」って聞くと、「う〜ん、いらないと思いますが、くわしいことは、お近くの年金事務所にお問い合わせください」・・って、さきにそれを言えよ!
教えられた年金事務所に電話してみたけど、ここでの結論は、ハガキに自筆でアルファベットでもいいんで名前さえ書いて送ってくれればいい、と。もちろん現地の証明書も送ってくれればもっと確実なんだけど、時間がかかるようであればまずハガキだけでも送ってくださいとのこと。う〜ん、いるのかいらないのかはっきりしないな・・・和訳文もいるのかいらないのかはっきりしない回答だったので、時間のムダだと思い、電話を切ってしまった。
(写真:今回用意した書類。返信用はがきとBarangay Ceritificate)
母親にはとりあえず現地の自治体の証明書(Barangay Certificate)と、画質の悪い&ネット速度の遅いビデオコールで「そのハガキの裏!ちがう、そこじゃない、うえ!そこに住所!その下に名前!」とかやりとりしながら、ハガキになんとか名前と現住所をかいてもらったあと、私宛にまず送り返すように伝えた。届いたら、間違いがないかチェックして、年金事務所に送ろう。
とりあえず、一件落着。これって、毎年やらなきゃいけないんだっけ。